会計フリーから全力会計へ会計ソフトを移行する際に必要となる対応について

全力会計ついにローンチアイキャッチ

 

これまで全力法人税に「会計フリー」の会計データをインポートして利用していた場合、全力会計を利用するにあたって、次の点に注意が必要です。

  • 金融機関名が勘定科目になっている
  • 不要な補助科目が大量にある

以下の方法により解消します。

 

1 金融機関名になっている勘定科目を振り替える

会計フリーから会計データをインポートした場合、勘定科目に「金融機関名」、補助科目に「取引先名」で仕訳が登録されているケースが多々あります。

 

1-1 勘定科目が金融機関名になっているとは

会計フリーから会計データをインポートした後に全力会計の仕訳日記帳を見ると、勘定科目に「金融機関名」、補助科目に「取引先名」で仕訳が登録されている場合があります。

 

金融機関名を勘定科目に使うことは通常の会計ではありえませんので修正が必要です!

 

例えば、銀行の普通預金口座を勘定科目で表現する場合は、通常は、勘定科目を「普通預金」とし、その補助科目に金融機関名を使用します

【「勘定科目」が金融機関名で「補助科目」が取引先の例】

【「勘定科目」が一般的な勘定科目名で「補助科目」が金融機関名の例】

 

全力会計(一般的な会計ソフト) 会計フリー
勘定科目 普通預金 ゆうちょ銀行
補助科目 ゆうちょ銀行 相手科目の取引先※

※例)相手科目が仕入高の場合、仕入高の取引先がゆうちょ銀行の補助科目に入ってくる(後述)

このように、全力会計で「金融機関連携」を行うと、勘定科目に銀行口座であれば「普通預金」、クレジットカードであれば「未払金」などの一般的な勘定科目を使用し、補助科目に「金融機関名」が自動で割り振られます。

しかしながら、会計フリーの勘定科目は金融機関名になっているため、これを全力会計利用開始時点から全力会計の科目に切り替える必要があります。

 

1-2 全力会計の勘定科目に振り替える方法

全力会計で金融機関連携を行うと、その金融機関に対する勘定科目と補助科目(取引先)は自動で割り振られます。

例えば、銀行口座を金融機関連携した場合には、勘定科目が「普通預金」で補助科目(取引先)が「金融機関名」というように勘定科目と補助科目(取引先)が割り振られます。

それでは具体例を使って、鎌倉信用金庫という金融機関を使っていて、9/1から全力会計に切り替えたというケースで解説していきます。

以下のように切り替えることになります。

【会計フリー側】

いつ時点の残高 勘定科目 補助科目 残高
9/1 鎌倉信用金庫 (多数あるので無視) 1,000,000

切り替えたい

【全力会計側】

開始時点の残高 勘定科目 補助科目 残高
9/1 普通預金 鎌倉信用金庫 1,000,000

切り替えるには、会計フリー側の残高を0にして、全力会計側の普通預金の残高を1,000,000にすればOKです。

そのためには反対仕訳をします。

1-3 勘定科目「金融機関名」の反対仕訳を行う

移行前の会計ソフトで使っていた勘定科目の反対仕訳をして、移行後の会計ソフトで使っている勘定科目に振り替えます。

反対仕訳を実施することで、勘定科目「金融機関名」の残高がなくなり、新しく設定した「普通預金」の補助科目「金融機関名」に残高が振り替えられます。

具体的には以下の手順で行います。

①仕訳日記帳で勘定科目「金融機関名」を使用し始める最初の日で、次のように反対仕訳をします。

「普通預金」 「金融機関名」  〇〇〇 / 「金融機関名」 (補助科目なし) 〇〇〇

先ほどの例では以下のような仕訳になります。

日付 借方勘定科目 借方金額 貸方勘定科目 貸方金額
9/1 普通預金
(鎌倉信用金庫)
1,000,000 普通預金 1,000,000

全力会計画面上で具体例を示すと次のようになります。

振り替えるべき最終残高は、メニュー「総勘定元帳」画面で勘定科目「金融機関名」を選択して「表示」ボタンを押すと表示される取引の一番最後の行の残高になります。

 

2 金融機関名勘定科目に紐づく大量の不要な補助科目を非表示にする

次に問題になるのが、会計フリーの金融機関に紐づく補助科目が大量に登録される件です。

通常は金融機関の勘定科目は次のように管理されます。

勘定科目 補助科目(取引先)
普通預金 鎌倉信用金庫

「会計フリー」の場合は、次のようになります。

勘定科目 補助科目(取引先)
鎌倉信用金庫 A株式会社
株式会社B
C合同会社
合同会社D
有限会社E

会計の常識では使用しない金融機関名を勘定科目に設定し、なおかつその補助科目に、相手科目の売上高などに取引先を設定した場合に同時に同じ取引先を登録してきます。これによって絶対に使用しない補助科目が大量に生み出されます。

この絶対に使用しない補助科目を全力会計の画面に金輪際表示されないようにする必要があります。

対応方法は、以下のとおりです。

  1. 開始残高にある不要な補助科目の残高を0にする。
  2. 勘定科目設定画面で使用しない勘定科目と補助科目を非表示設定する

 

2-1 開始残高にある不要な補助科目の残高を0にする。

勘定科目「金融機関名」の補助科目に「取引先」が登録されており、開始残高に残高がある場合には、補助科目「取引先」の残高をすべて「補助科目なし」に振り替える作業を行います。

具体的には以下のとおりです。

①メニュー「帳簿管理」>「開始残高設定」画面を確認します。

②勘定科目に「金融機関名」、補助科目に「取引先名」が登録されているというfreee特有のパターンで「期首残高」の欄に残高がある場合は、不要な補助科目の「期首残高」を「0」にしその金額の合計をすべて「補助科目なし」に加えます。

この例では、不要な1,500,000と600,000を「補助科目なし」の3,900,000に加算し、「補助科目なし」の残高を6,000,000にしています。

③「金融機関名」を勘定科目にしているものがほかにあれば、同様の手順を実施します。

この設定により推移表や残高試算表で不要な補助科目の残高が表示されることはなくなります。

 

2-2 勘定科目設定画面で使用しない勘定科目と補助科目を非表示設定する

メニュー「帳簿管理」>「勘定科目設定」で使用しない勘定科目及び補助科目の「表示」のチェックをはずし、全力会計の各画面の選択肢に表示されないようにしておきましょう。全力会計 勘定科目設定画面で使用しない勘定科目と補助科目を非表示設定する

チェックを外した勘定科目や補助科目は、仕訳登録寺の勘定科目の選択肢などに表示されなくなりますので、不要な科目は非表示にしておくことをおすすめします。

 

3 不要な補助科目を削除する

freeeから全力会計へ移行して、メニュー「帳簿管理」>「勘定科目設定」画面を見た時に、使っていない大量の補助科目が意図せず生成されている場合があります。

補助科目が大量にある

過去にfreeeの会計データを全力法人税へインポートして、法人の確定申告を行なっていればいるほど、不要な補助科目は多くなりがちです。

そこで、一旦すべての補助科目を削除します。

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