マネーフォワードの提供するMFクラウド会計の会計データを全力法人税(全力会計)へインポート(移行)する方法を解説します。
インポートした会計データを元に効率的に法人税の申告書類を作成することができるようになります。
MFクラウド会計から全力法人税へ移行させることができるデータは、「勘定科目一覧表」、「仕訳日記帳」と「固定資産管理」の3種類です。
インポート前の事前確認
会計データをインポートする前に次の記事を確認してください。
この注意事項が守られていないと申告を誤ることになります。
事前に確認をお願いします。
会計データをインポートする前に確認すべき注意事項|全力法人税
- 年度の途中で消費税を申告することになった
- 税抜経理方式を採用している

仕訳データのインポート(取り込み)
データの移行作業は次の流れで行っていきます。
MFクラウド会計からデータをエクスポート(取り出し)する
エクスポートしたデータを全力法人税へインポート(取り込み)する
MFクラウド会計の場合は、仕訳帳データをすべて完全な状態で移行させるためには「勘定科目」、「仕訳日記帳」の2種類のデータを取り込む必要があります。
勘定科目データの取り込みの有無を決定
2種類のデータを取り込む必要があると言いましたが、勘定科目データのインポートを行わない方法も選択可能です。
勘定科目データを取り込むことの意味は、勘定科目データを取り込むことで全力法人税でお使いの会計ソフトで作成する決算書とまったく同じ決算書を作成することができるようになるというところにあります。(勘定科目データをインポートしない場合には、仕訳帳データをインポートする際に、全力法人税のデフォルトの勘定科目以外の勘定科目を使用している場合、その勘定科目は全力法人税の勘定科目に変換する必要があるため、勘定科目が会計ソフトが作成する決算書と変わってしまう可能性があります。)
お使いの会計ソフトで決算書を出力できるにもかかわらず、決算書を作成する意味がどこにあるかというと、全力法人税で作成した申告書を電子申告することができますが、電子申告する場合には併せて決算書を添付して電子送信する必要があります。この決算書を添付するためには、全力法人税で決算書を作成する必要があるのです。
電子申告をするつもりがなく、ご自身で決算書を用意する場合には、勘定科目データをインポートせずに申告書類を作成することが可能です。
会計データをインポートする前に、勘定科目データを取り込むかどうかを決めてください。取り込む場合は、以下の操作を続けていただき、取り込まない場合は、「仕訳帳データを取り込み」へジャンプしてください。
勘定科目データの取り込み
MFクラウド会計で使用している勘定科目データを全力法人税に取り込む方法を解説していきます。
MFクラウド会計で勘定科目の設定で、追加・変更を加えた場合のみ勘定科目データのインポートを行ってください。追加・変更されたもののみ追加でインポートされます。
1 勘定科目データをエクスポート
⑴ 勘定科目画面を開く
メニューバー「各種設定」>「勘定科目」をクリックすると勘定科目の設定画面が開きます。

⑵ 勘定科目データのエクスポート
勘定科目の設定画面が開いたら「エクスポート」をクリックします。

Excel用(Shift-JIS)にチェックを付し、「エクスポート」をクリックします。

これで勘定科目データがご使用中の端末にダウンロードされます。
2 勘定科目データのインポート
続いてエクスポートした勘定科目データを全力法人税にインポートしていきます。
勘定科目データのインポート方法
⑴ 勘定科目データのアップロード
まず、メニューバー「インポート」>「会計データ取込」画面を表示します。

❶ 「① 勘定科目データインポート」タブをクリックする
❷ 選択肢(ラジオボタン)から「MFクラウド会計」を選択する
❸ 「csv形式またはtxt形式のファイルをドラッグ&ドロップまたはクリックしてファイルを選択してください。」の箇所に前述の「1 勘定科目データをエクスポート」でエクスポートしたファイルを説明文どおりにドラッグ&ドロップ等してアップロードする
❹ 「取り込み開始」ボタンをクリックする
⑵ 正常に取り込みが行われた場合
正常に読み込みが行われた場合には、次の画面が表示されるので「登録する」ボタンを押し、登録が完了します。

⑶ 不明な勘定科目がある場合
独自に設定した勘定科目(MFクラウド会計のデフォルトの設定に追加した勘定科目)がある場合には、取り込みエラーとなり、次の画面が表示されます。

不明な勘定科目を全力法人税の勘定科目一覧に登録するために、「分類設定」の選択肢から「不明な勘定科目」に挙げらている勘定科目に対応する分類を選択します。
⑷ 不明な税区分がある場合
独自に設定した税区分(MFクラウド会計のデフォルトの設定に追加した税区分)がある場合には、取り込みエラーとなり、次の画面が表示されます。

不明な税区分に対応するものを「変換する税区分」の選択肢から選択します。
⑶と⑷で選択肢からすべてを選択し終わったら、画面最下部の「登録する」ボタンを押すと取り込みが完了します。
⑸ 取込み結果の確認
取り込みが完了したら、「勘定科目一覧を確認する」ボタンを押して取り込み結果を確認します。

登録内容された内容とMFクラウド会計の「勘定科目」画面の内容と一致していることを確認し、問題がなければ「戻る」ボタンを押します。
編集ボタンを押すと次の画面が表示されます。
「小分類」は全力法人税のデフォルトの勘定科目以外がインポートされた場合のみ変更することができます。小分類を変更すると同時に中分類と大分類も変更されます。
「内訳書表示」欄は、選択肢は勘定科目内訳明細書になっており、選択された勘定科目内訳明細書に編集している勘定科目を表示させることができます。
勘定科目データのインポートをやり直す場合
勘定科目データのインポートをやり直す場合は、前述の勘定科目データのインポート方法と同じ操作をすることで、勘定科目データが上書き登録されます。
勘定科目データを削除する方法
勘定科目データを使わない方法に変更するなどの理由で取り込み済みの勘定科目データを削除したい場合は、「① 勘定科目データインポート」タブを開き、「取り込みデータ一括削除」ボタンを押します。

※全力会計をご利用の場合は、勘定科目データを削除することはできません。
補助科目の削除は「全力法人税」のメニューバー「設定」→「補助科目設定」画面から「一括削除」ボタンを押すことで、削除することができます。
仕訳帳データの取り込み
次に日々の仕訳の記録である仕訳帳のデータをMFクラウド会計から全力法人税へ移行させます。
(勘定科目一覧データをインポートしない場合は、ここから操作を始めます。)
まずは、MFクラウド会計から仕訳帳データをエクスポートしていきます。
1 仕訳帳データのエクスポート
消費税について、税抜経理方式を採用している場合は、エクスポート前に次の2点をご確認ください。(税込経理方式の場合は、次の「エクスポート作業の開始」へ進んでください。)
注意1:税抜経理方式の場合は内税に
消費税について税抜経理方式※を選択している場合は、次のように「内税」の設定で仕訳が登録されていることを確認してください。「内税」でなく、「別記」設定で仕訳を登録している場合は、正常にインポートすることができません。
①メニューバーの「各種設定」>「事業者」をクリック
②「消費税」の「経理方式」→「税抜(内税)」を選択する
※別記ですでに仕訳を登録しているものは、この設定を変更したとしても「税抜(内税)」に変更されませんのですべての仕訳を個別に修正する必要があります。
なお、免税事業者(消費税を納める義務がない法人)は税込経理方式です。
注意2:端数計算は切り捨てに
①メニューバーの「各種設定」>「事業者」をクリック
②「消費税」の「端数処理」→売上と仕入いずれも「切り捨て」を選択する
端数処理の設定は、設定を変更するとその時点で再計算が行われますので、MF側で入力をし直す必要はありません。
この設定が異なっていると仮払消費税と仮受消費税の計算にズレが生じることになります。
2 エクスポート作業の開始
まず、開始残高を含む仕訳帳データのすべてをMFクラウド会計からエクスポートします。
⑴ メニューから「各種設定」→「他社ソフトデータの移行」を選択する
⑵ 「弥生会計」ボタンを押す
⑶ 「エクスポート」ボタンを押す
⑷ 出力形式等の設定
❶ 書式を「弥生インポート形式」を選択
❷ 「開始日」に事業年度開始日を「終了日」に事業年度終了日を入力(通常表示されている)
❸ 勘定科目を「全て」選択(通常選択されている)
❹ 「開始仕訳もエクスポート対象に含める」にチェック
❺ 「未実現仕訳もエクスポート対象に含める」のチェックを外す
❻ 「エクスポート」ボタンを押す
この部分の操作を誤ると正しくインポートが行われませんので、よくよく上記設定を確認してください。
⑸ 「ダウンロード」ボタンを押す
次の画面(メニューバー「書類管理」>「ストレージ」)に自動的に遷移します。
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