無料で固定資産台帳を作成する方法とは
あなたが無料で法人の固定資産台帳をかんたんに作成できる、そんな都合の良いソフトがないかお探しなら、ピッタリのものがあります。
それは「全力法人税」というクラウド型税務ソフトです。
全力法人税は、「法人税の知識がなくても誰でもかんたんに法人税・地方税の申告書を作成できる」をコンセプトとしたソフトで、法人税の知識がなくても本当に申告書の作成ができてしまいます。
しかも、このソフトは基本的に利用が無料であり、固定資産台帳だけでなく、勘定科目内訳書や事業概況書も別表16⑴と別表16⑵も無料で作成が可能です。申告書の一部の別表や地方税の申告の印刷だけが有料会員に限られています。
したがって、固定資産台帳をかんたんに、しかも無料で作成できるわけです。
全力法人税で固定資産台帳を作成する方法
1 アカウントの作成
クラウド型ソフトなので、インターネットに接続でき、Internet Explorerやchrome、firefox、safariといったブラウザがあれば利用できます。
まず最初にアカウントを作成します。
全力法人税のページに移動し、画面右上の「無料アカウント登録」ボタンを押して案内に従って作成してください。
2 画面操作
トップ画面
メニューバー「基本情報登録」→「申告情報」をクリック
申告情報画面
必須とある項目を埋めます。
固定資産台帳だけを作るのであれば、「会計期間」、「申告区分」、「消費税経理方式」さえ正確な値を入力しておけば、あとは適当で構いません。
次に固定資産台帳画面に移ります。
黒いメニューバーの「固定資産台帳」をクリックします。
固定資産台帳画面
固定資産を新規に登録するには「新規登録」ボタンを押します。
新規登録画面
必須の項目を中心に入力していきます。
「検索する」ボタンで耐用年数や資産の種類等を検索することもできます。
実は新規登録画面には「償却方法」を選択できる欄がありません(繰延資産を除いて)。それは全力法人税では、法定償却方法を自動で取得して、計算するからです。
いちいち償却方法を調べる必要がありませんし、償却方法を誤る心配もありません。
ただ、法人成りした方など、なんでも定額法でやってしまうケースが少なくありません。なんで償却方法が選択できないんだ!なんてことのないように、減価償却をする上で法定償却方法は必須の知識なので知らない方は「法定償却方法とは」の記事をお読みいただくことをおすすめします。
最後に「登録」ボタンを押すと、固定資産が登録されます。
固定資産台帳画面に移ります。
編集は右端の①編集ボタンから、削除は②削除ボタンで行えます。
固定資産台帳の出力は③「PDF出力」ボタンを押せばpdf形式で出力されます。
固定資産台帳PDF出力
別表16(1)・(2)
別表16(1)・(2)も出力ができます。
メニューバー「申告書」→「別表16⑴(または⑵)」をクリック
左上の「PDF出力」ボタンを押せば別表16(1)または(2)が出力されます。
資産の種類ごとにまとまったものが出力されますので、明細は固定資産台帳参照ということで、税務署に提出するときは固定資産台帳も併せて提出します。
まとめ
このように全力法人税があれば、減価償却周辺をかんたん攻略できます。しかも無料で。
30万円未満の資産を一時の損金とする少額減価償却資産の特例や一括償却資産の別表は有料版でないと出力することができません。
執筆者 ジャパンネクス株式会社代表 元国税調査官 税理士 海野 耕作
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