レポート画面では、「損益」「収益」「費用」それぞれの推移を円グラフや棒グラフで視覚的にわかりやすく把握できます。
1 各レポート画面の説明
「損益」「収益」「費用」それぞれのレポートの特徴は次のとおりです。
1-1 損益レポート
全力会計メニュー「レポート」>「レポート」>「損益レポート」画面
損益レポート画面では、収益と費用が棒グラフで、そして損益(収益ー費用)が折れ線グラフで表示されています。
1-2 収益レポート
全力会計メニュー「レポート」>「レポート」>「収益レポート」画面
収益の推移が棒グラフで、年間の分析が円グラフで表示されています。
収益の種類について「勘定科目別」「取引先別」「ラベル別」で分析できます。
下の画像は全力会計オリジナルの自分仕様の勘定科目ともいえる「ラベル別」の分析例です。
1-3 費用レポート
全力会計メニュー「レポート」>「レポート」>「費用レポート」画面
費用の推移を棒グラフで、年間の分析を円グラフで表示します。
費用の種類について「勘定科目別」「取引先別」「ラベル別」で分析できます。
2 レポートの機能
レポートの機能として、次のものがあります。
・期間の変更:「月次」「四半期」「半期」「年次」「任意」に切り替えることが可能
2-1 集計項目の変更
画面右上の「勘定科目別」「取引先別」「ラベル別」を押すことで、表示される項目を変更できます。(「収益レポート」「費用レポート」で変更可能です)
2-1-1 勘定科目別画面
収入または支出の多い勘定科目の上位を表示します。
「勘定科目別」を選択すると、収入または支出の多い勘定科目の上位のものを表示します。
費用レポートを例に、自社の支出は、勘定科目では何が多いのか、またその支出の多い科目がどのように推移しているのかを確認できます。
2-1-2 取引先別画面
取引先(補助科目)欄に取引先を登録して仕訳をすると、収入またじゃ支出の多い取引先の上位を表示します。
費用レポートを例に、どの取引先への支出が多いのか、またその取引先への支出がどのように推移しているのかを確認できます。
2-1-3 ラベル別画面
ラベルを設定して、ラベルから仕訳を登録している場合は、収入及び支出の多いラベルの上位を表示します。
費用レポートを例に、自社の支出は、自分が設定したラベルでは何が多いのか、またその支出の多いラベルがどのように推移しているのかを確認できます。
2-1-4 レポート機能活用のコツ
全力会計のレポート分析は、「勘定科目別」「取引先別」「ラベル別」の3種類で行えます。
「勘定科目別」については、仕訳帳に必ず「勘定科目」の登録が行われますので、すべての勘定科目が分析のための集計対象となります。
一方で、「取引先」「ラベル」については、ユーザ側が自ら設定して、仕訳登録を行わないと登録されないものですので、「取引先」「ラベル」の登録がされていない場合は、レポートに表れません。
したがって、「取引先別」で分析することもできませんし、「ラベル別」の分析もできません。
簿記が得意でない方は、残高試算表や決算書を見ても直感的にどういう支出が多いかなどを理解することが難しいと思います。
仕訳登録の際に、積極的に「取引先」「ラベル」を活用することをお勧めします。
最初の設定が少しばかり手間かもしれませんが、「取引先」「ラベル」を活用することでより早い仕訳登録が可能になります。
同時に分析にも使えますので、是非「取引先」「ラベル」機能に慣れて使いこなしてもらえればと思います。
「取引先」「ラベル」機能について詳しく知りたい方は以下のページをご覧ください。
2-2 期間の変更
画面上部の「月次」「四半期」「半期」「年次」「任意」を押すと、表示される期間を変更できます。
それぞれの期間ごとに分析を行うことができます。
例えば、「損益レポート」で表示される各期間の画面は次のとおりです。