全力会計マニュアル11 ー推移表ー

1 推移表の画面

全力会計メニュー「帳簿管理」>「集計」>「推移表」画面

 

推移表画面では、次のことを行うことができます。

1 勘定科目ごと、補助科目(取引先)ごと、ラベルごとの残高の推移(金額の動き)を確認できる
2 各期間ごとの推移(金額の動き)を確認できる
3 表示されている科目と残高の明細を確認できる

 

2 推移表とは

月ごと、四半期ごと、半期ごと、年次(3期比較)という4つの期間ごとに次の推移を確認できます。

  • 勘定科目の残高の推移
  • 補助科目の残高の推移
  • ラベルの残高の推移

全力会計 推移表のサンプル

推移表は、勘定科目や補助科目(取引先)、ラベルごとの残高のお金の動きを確認するのに便利な表です。

推移表を見るメリットとしては

1 対象期間の経営状況や財政状態がわかる

数字を比較することで、〇月は売り上げが多い、〇月は仕入費用が多いなど、経営状況を確認することができます。

また、現金預金の残高がどのように増減しているかなど、財政状態の推移を確認でき、資金繰りの目安とすることも可能です。

このように経営状況や税制状態を分析することができ、迅速な経営判断の材料とすることができます。

2 経理の誤りを見つけやすい

・他の月と比べて金額が大きく増えている(減っている)等の異常値を把握できる → 入力誤りがないか

・使用してないはずの勘定科目(補助科目)が使用されていることがわかる → 勘定科目の入力誤りがないか、反対仕訳が登録されていないか

・定額の費用が計上されていなかったり、金額が違っていることがわかる → 金額の入力誤りがないか、二重に仕訳登録されていないか

 

3 推移表をみる

全力会計では 次の決算書類についての推移表を確認できます。

・「貸借対照表」
・「損益計算書」
・「製造原価」
・「完成工事原価」

それぞれの項目について、4パターンの期間を指定して、「補助科目の有無」「ラベルの有無」を切り替えて表示することができます。

また、登録している「タグ」ごとに推移表を表示することもできます。

表示の切り替え方法については、次のとおりです。

 

3-1 推移表の切り替え

画面上部の「貸借対照表」「損益計算書」「製造原価」「完成工事原価」をクリックすると項目を切り替えることができます。(「製造原価」「完成工事原価」は事業所管理画面のオプションで選択した場合のみ表示されます)

 

3-2 「補助科目」の表示

画面右上の「補助科目を表示」を押すと補助科目の表示・非表示を切り替えることができます。

 

3-3 「ラベル」の表示

画面右上の「ラベルを表示」を押すとラベルの表示・非表示を切り替えることができます。

 

3-4 「タグ」ごとの表示

画面右上の「タグ」より、プルダウンからタグを選択するとタグごとの推移表を表示できます。

 

3-5 期間の切り替え

画面上部の「月次」「四半期」「半期」「年次」をクリックすると、対象期間を切り替えることができます。

 

各期間の表示例です。

「月次」画面
月ごとの各科目の残高を表示します。

 

「四半期」画面
四半期ごとの各科目の残高を表示します。

 

「半期」画面
半期ごとの各科目の残高を表示します。

 

「年次」画面
年次は、1年間の各科目のトータルの残高を表示します。
そして3期比較で表示します。

 

4 勘定科目(補助科目)や残高の明細の確認

推移表に表示されている「勘定科目」「補助科目」「金額」をクリックすると、該当の科目と残高の明細が確認できます。

例えば、推移表の売掛金の「補助科目なし」の9月の残高1,000,000の内容が何か知りたい場合

1 該当の「1,000,000」をクリックします。

全力会計 推移表から明細確認の例

2 「総勘定元帳」へ移動し、その明細を確認できます。

全力会計 推移表から明細確認の例 総勘定元帳

さらに、総勘定元帳の取引の行をクリックすると仕訳日記帳に飛び、編集することも可能です。

全力会計 総勘定元帳から仕訳日記帳へジャンプ

 

5 推移表の出力

「PDF出力」ボタンを押すと、表示されている推移表がPDF形式でダウンロードされます。

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