全力電子帳簿は、複数のメンバーで運用することができます。
権限としては、アカウント運用上の権限が2種類、電子保存運用上の権限が2種類の計4種類あります。
アカウント権限から説明します。
アカウント運用上の権限について
「全力電子帳簿」のアカウントを作成した方が、オーナー権限を持ちます。
オーナーは、自己のアカウントにメンバーを招待できます。
招待されたメンバーはオーナーのアカウントを使用することができます。
権限種類 | 権限意味合い | 権限 | 上限 |
---|---|---|---|
オーナー | アカウント作成者・管理者 | メンバーの招待・削除。管理責任者の指名 | 1名 |
メンバー | オーナーから招待された者 | アカウントを使用できる | 上限なし |
全力電子帳簿では、一度電子保存したファイルを削除する場合は、処理担当者が削除申請をし、それを管理責任者が承認する必要があります。
したがって、経理業務を2名以上で行っている場合は、複数人で運用することになります。メンバーを招待することで複数人で、全力電子帳簿を運用することが可能になります。
電子保存運用上の権限
電子帳簿保存法は、電子取引データ※を保存する要件の1つとして不正な改ざん防止策を講じることを求めていますが、全力電子帳簿では、「訂正削除の防止に関する事務処理規程の備付け」で改ざん防止策を講じています。(「不正な改ざん防止策を講じる」とは)
※電子取引データ:オンラインでやり取りされた請求書や領収書等の取引データ
訂正削除の防止に関する事務処理規程では、一旦電子保存したデータを削除する場合は、削除申請を処理担当者が管理責任者に行い、管理責任者が承認する必要がありますので、「処理担当者」と「管理責任者」の2つの権限を設けています。
権限種類 | できること | できないこと | 上限 |
---|---|---|---|
管理責任者 | 削除申請の承認・差し戻し | 新規データの登録 | 1名 |
処理担当者 | 新規データの登録 | 削除申請の承認・差し戻し | 上限なし |
【注意事項】
・経理処理を一人でやっている場合は、管理責任者=処理担当者と、兼務する形で運用します。
・管理責任者が不在の場合は、保存したデータを削除することができませんので、必ず管理責任者を設定するようにしましょう。
・経理処理を一人でやっている場合は、管理責任者=処理担当者と、兼務する形で運用します。
・管理責任者が不在の場合は、保存したデータを削除することができませんので、必ず管理責任者を設定するようにしましょう。
管理責任者は、自分以外のメンバーの招待・削除が可能です。
メンバーの管理や招待の方法については次のマニュアルをご覧ください。

メンバーの招待とその管理方法|全力電子帳簿操作マニュアル
アカウントメニュー(画面右上)「メンバー管理」画面で、メンバーの招待、削除、管理責任者の指名(管理責任者が不在時のみ)を行うことができます。「メンバー管理」画面は、アカウント権限が「オーナー」であるユーザーにのみ表示されます。(参考)メンバ...
コメント