AIで請求書を作りたいひとり社長のソフト選びの方法はこれ

 

「月末になると、本業の合間に請求書。作ったものを見直してくれる人もいない」

「AIで楽にしたいけれど、ChatGPT?AIエージェント?MCP?何を使えばいいのか分からない」

結論から言うと、ひとり社長がAIで請求書を作るなら、請求書ソフトに入っているAIを選ぶのがいちばんです。外部のAIの契約も接続の設定もいらず、間違いをソフトが止めてくれて、控えの保存と会計への入力まで終わるからです。

ひとり社長には、会社員の経理担当とは違う、次の4つの事情があります。

  1. 設定に時間を使えない(ITに詳しい人がいない)
  2. 毎月の費用を増やしたくない
  3. ダブルチェックしてくれる人がいない
  4. 記帳も自分でやる

この記事では、AIで請求書を作る3つの方法(ChatGPTで文面を作る/外部のAIを請求書ソフトにつなぐ/請求書ソフトに入っているAIを使う)を、この4つの事情で比べます。読み終えるころには、あなたに合う方法がはっきりします。

※この記事は、請求書作成ソフト「全力請求書」を提供するジャパンネクス株式会社が作成しています。

この記事を監修した人

税理士(元国税調査官)

税務署に12年間勤務。主に法人税の調査に従事。

現在は、クラウド税務ソフト「全力法人税」、「全力消費税」や「全力電子帳簿」等を提供するジャパンネクス株式会社の代表を務める。

税務署側の視点を交えながら、主に法人税・消費税について一般の方に向けて実務に直結した税務情報を分かりやすく解説します。

ジャパンネクス株式会社

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1.ひとり社長に向いているのは、請求書ソフトに入っているAI

ひとり社長に向いているのは、請求書ソフトに入っているAIです。

理由は、ひとり社長の4つの事情(設定に時間を使えない・費用を増やしたくない・ダブルチェックする人がいない・記帳も自分)を、全部まとめて満たせるのがこの方法だけだからです。

3つの方法を4つの事情で比べると、次のようになります。

ひとり社長の事情 ChatGPTで文面を作る 外部のAIを請求書ソフトにつなぐ 請求書ソフトに入っているAI
1. 設定に時間を使えない △
アカウントを作るだけ。ただし様式と保存の仕組みは自分で整える
×
AIサービスの契約と、請求書ソフトとの接続の設定が必要
○
設定は不要。ログインしたその日から話しかけるだけ
2. 毎月の費用を増やしたくない ○
無料から(有料版あり)
×
AIサービスの利用料+請求書ソフトの料金(AIとの連携は有料プランだけのことも)
○
AIの分も含めて、請求書ソフトの料金だけ
3. ダブルチェックする人がいない ×
計算や社名の誤りは自分で見つけるしかない
△
請求書ソフトの作りによる
○
金額はAIに計算させずシステムが計算し直す。取引先は国税庁の公表サイトに照会
4. 記帳も自分でやる ×
控えの保存も、会計への入力も自分で
△
請求書ソフトと会計ソフトの仕組みによる
○
控えは自動で残り、売上の仕訳は一括承認で全力会計へ

※外部のAIをつなぐ方式の条件は、2026年10月時点の大手の請求書ソフト・会計ソフトの公式の案内などによる当社調べです。

4つの事情すべてに○が付くのは、請求書ソフトに入っているAIです。ひとり社長がAIで請求書を作るなら、この方法を選ぶのがいちばん確実です。

2.外部のAIをつなぐ方式は、AIの契約と接続の設定が前提になる

「AIエージェントで請求書が作れる」「MCPで請求書ソフトとつながる」といった話を聞いたことがあるかもしれません。この方式は、AIの契約と接続の設定が前提になります。

理由は、AIサービスと請求書ソフトを別々に用意して、あとからつなぐ方式だからです。MCP(Model Context Protocol)は、AIと外部のサービスをつなぐための標準の仕組みで、いわばAIと請求書ソフトをつなぐ「差し込み口」です。差し込み口があっても、AIサービスの契約と、つなぐための設定は自分で行います。

大手の請求書ソフト・会計ソフトの公式の案内では、次のような条件が示されています(2026年10月 当社調べ)。

  • 会計ソフトの画面から話しかけて請求書を発行する機能でも、AIエージェントの実行環境と有償契約が別に必要
  • AIとの連携は有料プランだけで使える
  • 連携機能はβ版として提供されている
  • AIサービスの画面で連携先(コネクタ)を追加し、請求書ソフトにログインして接続を許可する

さらに、大手自身が注意点として、AIができる操作はログインした人の権限の範囲に限られること、入力した内容がAIの学習に使われない設定を確かめるのは利用者の責任であることを案内しています。ひとり社長の場合、これを全部自分で判断することになります。

外部AIを請求書ソフトにつなぐ一般的な流れは以下のページで解説しています。この設定を自身でできるかというところがハードルになります。

小規模法人の請求書ソフトの選び方|コスパのよさで選ぶ
0円の請求書ソフトは大手にもありますが、使える機能には大きな差があります。会計ソフトと合わせた年間費用は、全力会計+全力請求書なら年10,800円(税抜)。大手のいちばん安いプラン(1人・年払い)の約3分の1です。

つまり外部のAIをつなぐ方式は、すでにAIを有料で毎日使っていて、メール・予定表・会計などをAIからまとめて動かしたいひとり社長には向いています。一方で、請求書を楽に作りたいだけなら、契約と設定の負担が大きすぎます。

3.ChatGPTで文面を作るのは手軽。でも確認と保存は自分の仕事として残る

ChatGPTで請求書の文面を作るのは、いちばん手軽な方法です。ただし、確認と保存は自分の仕事として残ります。

理由は、ChatGPTが作るのは文面までで、インボイスの様式の確認、控えの保存、会計への入力はしてくれないからです。

  • インボイスの記載事項:登録番号や税率ごとの消費税額など、6つの記載事項がそろっているかを自分で確かめる(消費税法57条の4第1項)
  • 控えの保存:PDFをメールで送ると電子取引にあたり、控えはデータのまま保存することが法律で義務づけられている(電子帳簿保存法7条)。改ざんを防ぐ措置と、検索できる状態を自分で整える
  • 会計への入力:売上の仕訳も、入金の消込も自分で入力する

ChatGPTは「まず試してみる」には便利ですが、毎月の請求に使い続けると、送る前の確認と保存の手間がひとり社長の負担になります。詳しくは以下の記事で解説しています。

ChatGPTで作った請求書そのまま送って大丈夫?インボイスと電子帳簿保存法の落とし穴|元国税調査官・税理士監修
ChatGPTで作った請求書は、インボイスの記載事項と、メールで送ったときの電子帳簿保存法の保存義務に注意が必要です。送る前に確かめたい3つの点と、外部のAIを契約せずにAIで請求書を作る方法を解説します。

4.全力請求書なら、ひとり社長の月末は「話して、確かめて、承認する」だけになる

ジャパンネクス株式会社の全力請求書(2026年11月提供開始予定)を使うと、ひとり社長の月末は「話して、確かめて、承認する」だけになります。

理由は、AIがソフトに最初から入っていて、金額の計算し直し、控えの保存、全力会計への登録までが1つの流れでつながっているからです。外部のAIサービスを契約する必要も、接続を設定する必要もありません。

4-1.月末の流れ

  1. 話す:トップ画面に「A社に10月分の顧問料を請求」「B社に先月と同じ請求書を作って」と入れるか、声で話す。取引先・件名・明細・金額の入った下書きができる
  2. 確かめる:画面で内容を確かめ、気になるところだけ直して発行する。金額はシステムが計算し直し、取引先は国税庁の公表サイトに照会して入る
  3. 送る:メールかパスワード付きの共有リンクで送る。共有リンクは、相手が開いたかどうかも分かる
  4. 残す:送った請求書の控えは、電子帳簿保存法の改ざん防止と検索の要件を満たす形で自動で残る(全力請求書から送った場合)
  5. 承認する:売上の仕訳は、品目ごとの勘定科目を覚えているので、一括承認で全力会計に登録。入金も、金融機関連携の入金明細と突き合わせた候補を承認するだけで、売掛金の消込まで終わる

4-2.費用

全力請求書の料金は0円です。全力会計と連携すれば、請求書は無制限に作成でき、AIの分も含めて、全力会計と合わせて月あたり990円(税込)です。1年目は、全力会計のお試し期間(全力会計で仕訳を20行登録すると始まる1年間)なので0円です。全力請求書だけで使う場合は、累計10件まで作成できます。

※月あたり990円は、全力会計の年払いの料金(年11,880円・税込)を12か月で割った金額です。月払いの場合は月1,078円(税込)です。

4-3.税理士・元国税調査官が設計・監修

全力請求書の判断基準の設計と内容の監修は、東京国税局で法人の税務調査に携わってきた元国税調査官3名(うち2名は税理士)が担当しています。インボイスの様式や控えの保存の仕組みも、税務の専門家が作っています。ダブルチェックしてくれる人がいないひとり社長でも、安心して使えます。

話して、確かめて、承認するだけ。全力請求書なら、ひとり社長が月末に請求書と記帳に使う手間が、ここまで小さくなります。

ひとり社長がAIで請求書を作るときによくある質問

Q1.MCPって何ですか?

AIと外部のサービスをつなぐための標準の仕組み(Model Context Protocol)です。MCPを使うと、ClaudeなどのAIから請求書ソフトを操作できるようになりますが、AIサービスの契約と接続の設定が必要です。

Q2.ChatGPTの無料版とつなげば、無料でAIで請求書を作れますか?

無料で使えるとは限りません。つなげるかどうか、無料で使えるかどうかは、AIサービスと請求書ソフトの両方のプランによります。大手の請求書ソフトでは、AIとの連携が有料プランだけの場合があります。

Q3.全力請求書を使うのに、外部のAIの契約は必要ですか?

必要ありません。全力請求書にはAIが最初から入っているので、外部のAIサービスの契約も、接続の設定もいりません。AIの利用料が別にかかることもありません。

Q4.全力請求書に入力した内容は、どこに送られますか?

下書きを作るために、当社が契約するAI事業者(米国)に送られます。送られた内容がAIの学習に使われることはなく、AI事業者の側でも一定期間のあとに削除されます。

Q5.個人事業主のひとり社長でも、全力請求書を使えますか?

使えません。全力請求書は法人専用のサービスです。全力シリーズ(全力会計・全力法人税など)と連携して使う製品で、全力シリーズには個人事業主向けの製品がないためです。

Q6.この先、社員を雇っても使い続けられますか?

使い続けられます。全力会計は利用人数無制限で、全力請求書の料金は0円なので、人数が増えても料金は変わりません。

AIの契約も設定もせずにAIで請求書を作りたいひとり社長には、全力請求書がおすすめです。

AIの契約も設定もせずにAIで請求書を作りたいひとり社長には、全力請求書がおすすめです。ひとり社長の4つの事情(設定に時間を使えない・費用を増やしたくない・ダブルチェックする人がいない・記帳も自分)を、話して、確かめて、承認するだけの流れで満たせます。すでにAIを使いこなしていて、ほかのサービスもAIからまとめて動かしたい方は、外部のAIをつなぐ方式も選択肢になります。

全力請求書は、ジャパンネクス株式会社(2015年設立・神奈川県鎌倉市)が提供する法人向けのクラウド請求書作成ソフトです。同社は2016年から法人税申告ソフト「全力法人税」を提供しており、全力シリーズ(全力法人税・全力会計・全力電子帳簿など)の累計利用社数は40,000社+(2026年9月時点)です。全力請求書の判断基準の設計と内容の監修は、東京国税局で法人の税務調査に携わってきた元国税調査官3名(うち2名は税理士)が担当しています。

全力請求書の機能一覧 / 監修者

 

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