インポートする会計データの中にある仕訳が、画面に表示している決算期(画面右上で確認できます。)の範囲外である場合に表示されるエラーです。

会計データファイルを直接開き、日付を確認すると確認が容易です。
「ファイル名.txt」の場合は「ファイル名.csv」というように拡張子を「csv」に変更するとExcelなどの計算シートで開くことができるため、確認がしやすくなります。
よくある誤り
設立年月日より前の仕訳がある
例えば設立年月日が5月1日だったとして、4月25日より前に支出した創立に関する費用等をその日付で仕訳している場合。
例えば3月決算の法人が5月1日に設立した。
4月25日定款認証手数料を50,000円支払った。
これをそのまま4月25日の日付で仕訳を登録すると「インポートするデータの中に今期の会計期間の範囲外のデータがあるため取り込むことができません」というエラーになります。
この場合、仕訳を登録する日付は、4/25ではなく設立日の5/1に次の仕訳を登録します。
会計期間開始日は設立日以降になるので、4/25で仕訳するというのは誤りです。
| 日付 | 借方勘定科目 | 借方金額 | 貸方勘定科目 | 貸方金額 | 摘要 |
| 5/1 | 創立費 | 50,000 | 現金 | 50,000 | 定款認証手数料 |
創立費用や開業にかかる費用については、支払った人が会社設立までその費用を建て替えているにすぎないので、設立後勘定科目「創立費」や「開業費」を使って精算します。
決算期が違う
例えば画面上に表示されている決算期(画面右上)が2017年3月決算であるにもかかわらず、2018年3月決算の会計データをインポートしている場合。
翌期繰越しを行なっていて、2018年3月決算期を作成している場合は、メニューバー「設定」>「決算期の切り替え」画面から決算期を変更します。
翌期繰越しを行なっていない場合は、メニューバー「設定」>「翌期繰越」画面で翌期繰越しを行います。

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