老後資金2,000万円問題がニュースでやっているし、老後資金を貯めるだけで、子供に1円も残せないよ。なんかいい方法ないかな?
最近よく「NISA」が新しくなったと聞くけど、投資は損するかもしれないし、何か安全でいい方法ってないのかな?
これから投資を始めるなら、新NISAの積立投資枠を活用する方法一択ですよ。
時間をかければ確実に資産を増やすことができる絶対おすすめの方法です。
新NISAの積立投資枠を活用して投資すれば、長期的には、資産を安全、堅実に増やすことができます。
「積立投資」って金持ちがするもんじゃないですか?若い人がやるもんじゃないですよね?
そもそも、老後資金が2,000万円必要と言われているんですよ?
私は月々3万円、頑張って5万円ほどしか投資できません、、
こんな積立金額だったらいつになったら2,000万円を超えるのかって話ですよね!
いいえ、むしろ若い人がやるべきなんです。
若いうちから長くコツコツ積み立てていれば、5,000万円を超える資産形成も夢ではないんです。
5,000万円!?それは、ありえないですよ。
でも、、本当にそんなに増えるんでしょうか?
過去30年間の全世界株式に投資した場合の平均利回りは7.5%超と言われています。(投資信託ガイド)
この利回りを使って、毎月5万円を積立投資に回して30年後どうなるかを試算してみましょう。
(金融庁HP資産運用シュミレーション)
最終積立金額 | 約6,100万円 |
---|---|
元本 | 1,800万円 |
運用収益 | 約4,300万円 |
資産増加率 | 約3.4倍 |
なんですってー!!
毎月5万円の積立てで6,100万円ですってー!!
積立投資って地味なイメージがありましたが、こんな夢のような投資法だったんですかー!!
これはやらない手はないですよね。
知らないということ自体損失ですよ。
このシュミレーションは過去30年間世界株式に投資していたらという利率に基づいて計算しています。
毎月いくら投資できるか、年利何%で運用できるかで結果は異なりますが、NISAの積立投資枠を使って全世界にインデックス投資を行えば、老後に2,000万円を残すのは全然難しくないですよ。
それでは、いかに新NISAの積立投資枠を活用した投資が資産形成に効果的なのかを解説していきます。
- 積立投資が資産形成にどれほど有用なのか
- 積立投資が儲かる理由とは
- 新NISAの概要、NISAからの変更点とは
1 積立投資の有用性とは
この1章の内容は、動画で解説も行っています。
動画がお好みの方はこちらをどうぞ。
まずは、積立投資が資産形成にどれほど有効なのかについて、かく言う私の投資成績を公開したいと思います。
つみたてNISAが始まった2018年1月から40万円を投資した結果(2024年2月1日現在)が以下のとおりです。
え!?
6年間で792,329円の利益ですか?
6年間で34.45%資産が増えたんですね。
すごいですねぇー!
最初に投資信託の銘柄を設定して放ったらかしていただけでこうなっています。
その間コロナショックがありましたよね?
逆にそれがあったからこそ今回復期で資産をより押し上げているとも言えるんです。これは後で解説します。
私のリターンは平均値に近いものなのではないかと思っています。
もっとすごい猛者もたくさんいますよ。
SNSのX(旧Twitter)でつみたてNISAの収益を公表しているポストをリサーチしてみました。
こちらの、積立投資の実績をご覧ください。
旧新NISAをはじめて投資する方へ!旧つみたてNISA2018年から積立を継続中です。投資は年間リターン5%で十分だといいますが、結果は年間13%と予想をはるかに上回ってます。長期投資をしてて良かったなと思えます。皆さんもまずは10年間投資をやってみて下さい! pic.twitter.com/jt4Tj7eitP
— シンさん 節約系投資家 (@mastey1202) January 21, 2024
なんと1,969,298円の利益が出ています!
全米のインデックスのリターンが結果的にすごかったんですよね。(インデックスが何かも後述します。)
すごいっすねー!
驚異的!
旧NISA5年間の結果(つみたてNISA年間上限40万)
約193万の投資で約293万、増加100万
新NISAでは上限が最大年間360万に💵
投資は5年後を楽しみに簿財の勉強勉強📚 pic.twitter.com/EAlncdG1E2— ショコラ (@chocolat_1206) January 13, 2024
こちらの方も100万円以上の利益が出ていますんね。
つみたてNISAが始まって6年が経ちましたが、人によっては資産が80%も増加しているんです。
どれほど、積立投資が資産形成が有効かおわかりいただけたかと思います。
193万円が293万円に!?何もしないで100万円増えたってことですか!
これは、すごい結果です。
5年前にやっていれば、資産がそれだけ増えていたってことですか…
そうなんです。だから、若いうちからコツコツと積み立てることが大事です。
ただ、日本人は長生きですから、50歳に始めたとして30年間投資したら80歳ですので、若者だけに有効と言うわけではありません。
私も6年間で80万円近いリターンが得られているわけですから。
それにしても、毎月数万円積み立てるだけで、本当にこんなに資産が増えるものなのでしょうか?
ちょっと理由がよくわからないので、積立投資の仕組みを詳しく教えてください。
積立投資が利益が出せる理由は大きく2つあります。
- 複利の力
- ドルコスト平均法の力
積立投資が資産形成に有効な理由として、「複利である」、「ドルコスト平均法である」の2点があります。
まずは、複利の力がどれほどのものかを確認していきましょう。
1-1 絶大な効果がある「複利」とは
投資や預金を行うと利息などが受け取れますが、このような利息の計算方法には、「単利」と「複利」の2種類があります。
その中で資産の増加には、単利に比べて複利が圧倒的に有利に働きます。
理由としては、複利の性質にあります。
1-1-2 単利と複利とは
単利と複利の違いの違いについて解説していきたいと思います。
「単利」と「複利」とは
「単利」:元本のみで利息計算を行う計算方法
「複利」:運用で得た利息を元本に加えて、その新しい総額に対して次の計算期間で利息の計算を行う方法
要するに、単利は元本はずっと変わることはないが、複利は利息(利益)を再投資して元本に組み入れてから、利息を計算するため、運用期間が長くなるほど利息が増えていくことになります。
単利と複利の計算式を示します。
単 利 | 複 利 | |
意味 | 利益を元本に組み入れずに利息計算 | 利益を元本に組み入れて利息計算 |
計算式 (元本100,年利5%) | 1年目 100+100×0.05 =105 2年目 100+100×0.05 + 100×0.05 =110 | 1年目 100×1.05=105 2年目 100×1.05×1.05=110.25 |
計算式の例としては、元本が100で年利5%とすると、単利は100に5%を乗じた金額が利息となっています。
このように、単利の単純に足し算で資産が増えます。
一方、複利の場合は、(1+金利)の累乗で資産が増えていきます。
よって、「単利」に比べて「複利」というのは、より利益を発生させるということです。
「単利」と「複利」についてはなんとなく理解できましたが、投資結果にそんなに違いがあるのでしょうか。
では、次に複利と単利を比べてみましょう。
1-1-3 単利と複利の効果比較
単利と複利には、どのくらいの利息の金額に違いが出るのか確認してみましょう。
次の条件で運用した単利の場合の利息のシュミレーションは以下のようになります。
- 元本:100万円
- 年利:5%
- 運用期間:5年間
【単利の場合】
上の画像は、単利の場合の利息の計算のイメージです。
ご覧の通り、100万円に対する利息は毎年5万円ずつとなっており、元本が増えない限り利息の金額は変わりません。
結果としては、単利の場合だと5年間で利益となった金額は、25万円となりました。
次に、同じ条件で複利の場合の利息のシュミレーションは以下のようになります。
【複利の場合】
次に上記の画像は複利の利息計算のイメージです。
ご覧のとおり複利の場合は、利息の金額が毎期増加しています。
これは、元本の金額に前期の利息の金額が上乗せされて、利息の計算がなされているからです。
そのため、複利の場合の利益は、5年間で27万6千円となってします。
「単利」と「複利」の利息の計算は以下のような結果となりました。
1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目 | 5年目 | 合計 | |
単利の場合の利息 | 5万円 | 5万円 | 5万円 | 5万円 | 5万円 | 25万円 |
複利の場合の利息 | 5万円 | 5.2万円 | 5.5万円 | 5.8万円 | 6万円 | 27.6万円 |
このような、結果になりました。
5年間で単利と複利の間で利息の金額が26,000円もの差があります。
5年間で2万6千円の違いですか…
若干違いがありますが、ちょっとインパクトに欠けるような…
これって多いのでしょうか?
5年間で26,000円だったらそんなに変わらないと思う方もいるかもしれませんが、元々の元本の金額がもっと多くなったり運用の年数が長くなると更に差が出てきます。
それでは、上のシュミレーションを30年間に引き伸ばして、30年目の利息と30年間の利息の合計額を比較してみましょう。
30年目の利息の金額 | 30年間の利息の合計額 | |
単利の場合 | 50,000円 | 1,500,000円 |
複利の場合 | 205,776円 | 3,321,492円 |
単利と複利の差額 | 155,776円 | 1,821,492円 |
上の表のように、単利と複利では、30年目の利息の金額15万円以上、30年間の利息の合計に至っては、182万円も資産の金額に違いが出るのです!
投資信託の運用の利益も複利を選択することによって、運用利益が出ると元本に利益が足されて、更に利益が増えるのです。
積立投資をする場合は、多くの利益が発生してとしても、利益を現金化することはしないで、再投資することがマストです。
このように、複利と言うのは、長期、積立の投資方法と相性が抜群の計算方法と言うことになります。
30年間で182万円も違うとは…
これは、すごい!雪だるま式に資産が増えるということですね!
でも、投資だから場合によっては、資産が減ってしまうんじゃないですか?
確かに、「投資だから商品の価値が下がると資産が減ってしまうのでは?」という考えるのが普通だと思います。
しかし、商品の価値が減っても損をしない仕組みがあるのです。
それは次に紹介する「ドルコスト平均法」です。
それでは、次に積立投資の肝であるドルコスト平均法について、解説していきます。
1-2 ドルコスト平均法とは
ここでは、積立投資が資産形成に有効である理由の最大の要因である「ドルコスト平均法」について解説していきます。
ドルコスト平均法…?
ドルってあのアメリカとかの通貨のことでしょうか?
「米ドル」とは無関係で、日本円での投資においても同じドルコスト平均法と呼びます。
ここで重要になってくることは、「定期的に同額を」ということです。
そのため、投資する商品等がどんな値動きしても一定の金額を定期的に買い付けていくことになります。
どんな値動きをしても一定に買い付けると、価値が下がったら資産も減りますよね?
そういう投資は精神的にきついので嫌なんですよねー
資産が減ったら嫌だな、と思いますよね。
そういう人こそドルコスト平均法で投資すべきなんです。
ドルコスト平均法は、「定期的に同額を」のルールに沿って投資する方法なので、株式等の価値が下がるとその分多い口数を購入することになります。
どいうことかというと、価値が下がれば下がるほど、購入数(口数)が自動的に増えるのです。
つまり、価値が下がっているときは、「1口当たりの値段が安い=格安で購入できる」ということになります。
グラフで確認してみましょう。
ん、、? あ、、??、、、そいうことか!!
確かに、定期的に同額を購入していれば、価値が低くなったら多く買えるのか!
相場が下がったときがお得という捉え方もあるのか!
ドルコスト平均法でも、株式等の価値が下がり続ければ、損することもあります。
ただし、それは短期的にみた時の話です。
長期的には、後述しますが、世界経済は成長を続けるので、絶対に相場が上がる局面がきます。
それにドルコスト平均法は、平均購入単価が抑える効果があり、中長期的にはその金融商品の価値が上がらなくても、利益が出せる可能性がある投資方法なのです。
金融商品の価値が上がらなくても儲かる??
本当にそんなことが可能なのでしょうか?
次にドルコスト平均法と一括で投資した場合の比較をして、本当に金融商品の価値が上がっていなくても資産が増えているのかを確認してみましょう。
1-2-1 ドル・コスト平均法は相場が下がっている局面でも利益が出せる投資法
ドルコスト平均法は、投資信託などの相場が変動する金融商品を定期的に同額ずつ購入する投資方法だと説明してきました。
このドルコスト平均法は、金融商品の価値が大きく価値が上がっていなくても利益を出すことができ、最終的には資産を増加させることができます。
本当にそのような結果になるのか、疑問に思いますよね。
そこで、ドルコスト平均法と投資初めに一括で金融商品を購入した場合のシュミレーションを行い、その結果を見てみましょう。
シュミレーションの内容は以下の通りです。
シュミレーションの内容
下の画像は、シュミレーションの4か月間の相場の動きです。
金額は1口の価格となっています。
一方は初月に全額を投資し、他方は、ドルコスト平均法を適用し、一月10,000円ずつ投資します。
まずは、投資を始めた初月から投資資金の全額である40,000円を投資した場合のシュミレーションを確認していきます。
投資資金全額を一度に投資した場合のシュミレーション
購入口数、資産の評価額及び利益の内容は下表の通りです。
この投資方法の場合、ご覧の通り1ヶ月目に投資資金の全額の40,000円を投資して、2ヶ月目以降は0円の投資額となっています。
資産の評価額を見てると、相場によってかなりの影響が出ていることがわかります。
利益に注目です。
1ヶ月目 | 2ヶ月目 | 3ヶ月目 | 4ヶ月目 | |
一括して購入した場合の利益 | 0円 | -20,000円 | -8,000円 | 4,000円 |
ご覧のとおり、金融商品の相場が購入時の金額を割り込むと、損失が出てしまっています。
4ヶ月目は、相場が上振れて利益が出ていますが、翌月はどうなっているかわからない状況です。
このように、一括で投資した場合は、4ヶ月目に購入時の価格を超えない間はハラハラドキドキものです。
次に、ドルコスト平均法の場合はどうでしょうか。
ドルコスト平均法のシュミレーション
購入口数、資産の評価額及び利益の内容は下表の通りです。
ドルコスト平均法は、毎月同額(10,000円)を投資した場合となっています。
一括して購入した場合と、大分印象が違うのではないでしょうか。
シュミレーションの相場は、かなり昇降が激しくなっていますが、ドルコスト法の利益は、一括して購入した場合と比べるとそこまで、大きく変動していません。
次にドルコスト平均法で投資した場合の利益を確認してみます。
1ヶ月目 | 2ヶ月目 | 3ヶ月目 | 4ヶ月目 | |
ドル・コスト平均法の場合の利益 | 0円 | -5,000円 | 4,000円 | 16,749円 |
このように、3ヶ月目から十分な利益が発生していることがわかります。
二つの投資方法で発生した利益を比べると下のようなになります。
利益 | 1ヶ月目 | 2ヶ月目 | 3ヶ月目 | 4ヶ月目 |
ドルコスト平均法の場合の利益 | 0円 | ‐5,000円 | 4,000円 | 16,749円 |
一括して購入した場合の利益 | 0円 | ‐20,000円 | ‐8,000円 | 4,000円 |
差額 | 0円 | 15,000円 | 12,000円 | 14,749円 |
ここで、注目したいのが3ヶ月目の利益です。
一度に全額を投資した方は8,000円の赤字なのに
ドルコスト平均法では、4,000円の利益ですってー!?
3ヶ月目の相場は、1ヶ月目と比べて2,000円も下がっていますが、4,000円の利益が発生しています。
4ヶ月目は相場が回復したのもありますが、なんと16,749円の利益が発生して、40%以上の利益率となっています。
このようにドル・コスト平均法の場合、相場が仮に下がっても利益が発生するという魔法のような投資法であることがわかっていただけたと思います。
確かに、投資したときの相場が10,000円で、3ヶ月目が8,000円になっていて、20%も値下がりしているの、利益が発生しているのは驚きです。
それに、二つの例だと利益が全然違う、、これは、すごいですね。
なぜ、こんなにも違いが出るのでしょうか。
これは、ドルコスト平均法を行うと、平均購入単価が押さえる効果があるためです。
上記のシュミレーションの二つの投資方法の1口当たりの平均購入単価をご覧ください。
平均購入単価 | 1ヶ月目 | 2ヶ月目 | 3ヶ月目 | 4ヶ月目 |
ドルコスト平均法の場合 | 10,000円 | 6,666円 | 7,058円 | 7,753円 |
一括して購入した場合 | 10,000円 | 10,000円 | 10,000円 | 10,000円 |
一括して購入した場合は、1ヶ月目に40,000円で4口購入しているため、平均購入単価は1口10,000円となっています。
しかし、ドルコスト平均法で投資を行うと、ご覧の通り、平均購入単価が押さえることができています。
これは、ドルコスト平均法は、「相場が安いときは、多く買い、相場が高いときは、少なく買う」という特性上、平均購入単価が下げることになります。
そのため、相場に影響をあまり受けず、金融商品の価値が上がらなくても利益が出せるのです。
以上のことから、ドルコスト平均法は、長期間で資産を形成するのに有効な投資方法と言えます。
確かに、かなり有効な投資方法ですね。
驚きです!
このようにドルコスト平均法が平均購入単価を下げれるの性質があるためにたくさんのメリットがあるんですよ。
続いて、ドルコスト平均法の更なるメリットについて解説していきたいと思います。
1-2-1 ドルコスト平均法のメリット
ドルコスト平均法のメリットは以下の4つです。
- 価格変動のリスクが低く、かつ平均購入単価を低くできる
- 手間が掛からないため、投資初心者でも安心である
- 投資に関する不安がなく、ストレスを感じにくい
- 少額から可能な投資方法である
一つずつ解説していきます。
1. 価格変動のリスクが低く、かつ平均購入単価を低くできる
ドルコスト平均法のメリットの1つ目は、先ほどのシュミレーションで解説したとおり、相場等の価格変動のリスクが低く、かつ平均購入単価を低くできることです。
ドルコスト平均法は、価格が変動する金融商品などを定期的に一定額ずつ購入していく投資手法です。
購入金額を一定にすると、投資対象の価格が値下がりしたときは購入数量が増えて、逆に価格が上がったときは購入数量が減ります。
これにより、購入価格が平準化されることになり、価格変動のリスクが低くなり、平均購入単価も低く抑えることができます。
2. 手間が掛からないため、時間がなくても続けられる
メリットの2つ目は、手間が掛からないため、投資初心者でも安心して投資できるという点です。
ドルコスト平均法は、投資する期間と購入額をあらかじめ決めて、機械的に投資を行う手法となっています。
そのため、株価や相場などの変化、売買のタイミングやどの銘柄を購入すればよいかということを一切気にする必要がありません。
よく聞く、デイトレーダーのように相場に張り付くようなことは全くなく、放ったらかしでよいのです。
そのような点から、忙しい人でも気軽に続けられる投資方法です。
3.投資に関する不安がなく、ストレスを感じにくい
メリットの3つ目は、投資に関する不安が少なく、ストレスを感じにくくなることです。
通常の株式投資の場合、投資した株の株価が上がっていれば問題ありませんが、下がり始めると相場の動向が気になってしまい日々不安に感じる人もいるでしょう。
株式投資などの世界では、株価が暴落して、資産が減ってしまうということがあります。
リーマンショックやコロナショックがありましたよね。
これは、皆さんよく耳にすることで、この話のせいで投資を怖がる人が多いのだと思います。
しかしながら、ドルコスト平均法は、定期的に同額のルールに沿って購入するため、株価や相場の変動に一喜一憂する必要がありません。
仮に相場暴落しても、「多くの口数が購入できているな」と思えて、ストレスを感じにくい手法だと言えます。
平均購入単価が下がれば相場が戻りきっていなくても利益が出せましたよね。
後で長期的には経済は成長を続けるから必ず戻るという確信を持てる投資法をお伝えしますが、それを知っているとさらに不安に思うことは全然なくなります。
4. 少額から可能な投資方法である
メリットの4つ目は、まとまった資金は必要ではなく、少額から始められる点です。
上場株式に投資する場合、100株単位で購入する必要がある等、投資の中には、ある程度まとまった資金が必要なものもがあります。
ドルコスト平均法の場合だと、そのようなまとまった資金は必要なく、ひと月1万円など少額から始められるのも、メリットの一つです。
ドルコスト平均法は、メリットが多いですね。
初心者向けの投資方法で手堅く資産を増やせる投資方法ということですね。
逆にデメリットや運用する上での注意点みたいなものはありますか?
そうですね。ドルコスト平均法が長期的な投資を前提にしているためにその反対の短期的利益を狙う場合は、表裏の関係でデメリットもあると言えるでしょう。
1-2-2 ドルコスト平均法のデメリット
ドルコスト平均法のデメリットは以下の3つとなります。
ドルコスト平均法のデメリット
- 長期運用が効果的であり、短期だと効果が表れない
- 投資資金を拘束されることになる
- 手数料が高くなることがある
一つずつ解説していきたいと思います。
1. 長期運用が効果的であり、短期だと効果が表れない
ドルコスト平均法のデメリットの1つ目として、長期的に価格上昇が見込まれる商品を長期にわたって繰り返し購入し、積み立てていくための投資手法です。
そのため、短期間では効果が見えにくい投資方法ではあります。
2. 投資資金を拘束されることになる
デメリットの2つ目は、投資資金を長期にわたって拘束することになるということです。
ドルコスト平均法は、定期的に一定額ずつ購入していく投資手法で基本的には、そのルールを変えることは望ましくありません。
そのため、別の投資を行うための投資資金を拘束することになり、柔軟な対応が難しくなることがあります。
3. 手数料が高くつくことがある
メリットの3つ目は、商品によっては、手数料がかさむ可能性があるということです。
通常の株式投資等の場合で、一括して多額の投資を行う場合は、まとまった金額で商品を購入するので、購入手数料が一回で済みます。
しかしながら、ドルコスト平均法は長期的に積み立てを行うため、購入手数料や運用費用の総額が一括投資の金額を上回る可能性があります。
以上が3つのデメリットとなります。
上の2つは、長期的な投資をする以上仕方がないところですね。
長期投資を考えている私からすればこの2つのデメリットはないと言っていいな。
ただ手数料については、嫌だなぁ
手数料については、後で触れる新NISAの積立投資枠で用意されているものは低めのものが多く用意されています。
運用費用も低いものを選択できますので、この点もケア可能です。
次で解説します。
ここまで積立投資が複利とドルコスト平均法の効果でいかに効果的であることを解説してきました。
次にこれらの特質を活かしながら実際にどのように投資をしていけばいいか、少し突っ込んで解説していきます。
2 複利・ドルコスト平均法+新NISAを組み合わせて行う効果的な投資法とは
これまで解説した複利とドルコスト平均法を活かして実際にどのように投資を行っていけばいいかを解説します。
この章の内容は、次の動画でも楽しくわかりやすく解説しています。
動画がお好みの方はこちらをどうぞ。
効果的な積立投資の方法は以下の5つとなります。
- インデックスファンドを買う
- 全世界に分散投資を行う
- 手数料が低い証券会社を利用する
- 分配金は必ず再投資する
- 新NISAのつみたて枠を利用する
一つずつ、解説していきます。
2-1 インデックスファンドを買う
投資初心者の場合、どの銘柄を購入するのがいいのか悩む方が多いと思います。
そのような投資初心者の方に、おすすめしたいのがインデックファンドです。
インデックスファンドとは、市場全体の動きを表す代表的な指数に連動した成果を目指す投資信託です。
たとえば、国内株式市場のインデックスとしては日経平均株価、米国の株式市場のインデックスとしてはNYダウなどが代表的です。
なぜインデックスファンドがおすすめかというと、インデックスファンドを利用すると、分散投資が可能となるからです。
インデックスファンドを利用すると分散投資が可能となる理由は、日経平均株価をベンチマーク(目安)としてインデックス投資を行う場合、基本的には日経平均株価を構成する225銘柄に均等に投資すればよいということになります。
つまり、日経平均株価をベンチマーク(目安)としたインデックス投資を行うと225銘柄に投資しているのと同じ意味を持つことになります。
例えば、ある株式1つに投資して、当てが外れて暴落したらそれでおしまいですよね。
色々な投資先に投資して、リスクを分散させる分散投資は投資の基本になります。
そして投資信託というのは、プロの証券会社や投資家に手数料を支払い、個人投資家の代わりに資産を運用してもらう投資方法のことをいいます。
投資信託のメリットは、運用をプロに任せられるという点にもあります。
2-2 全世界に分散投資を行う
インデックスファンドがよいとして、次は日本株、アメリカ株、先進国株、新興国株、全世界株式など、どのインデックスと連動する商品を選べばいいのでしょうか。
それは、全世界株式(オールカントリー)のインデックスファンドをメインとするようにします。
「全世界株式」というのは、世界中の企業の株式に投資する金融商品のことを指します。
先進国、新興国などあらゆる国の企業にバランスよく投資を行うことができます。
全世界株式(オールカントリー)のインデックスファンドを選ぶ主な理由は2つあります。
例えば中国株の2006年の年次リターンは83%で世界1位でした。
しかし、2022年の年次リターンは-11%となっています。
中国株だけで分散させても結果マイナスになる年が出てきますが、2022年のブラジル株は24%の年次リターンがあり、ブラジル株にも投資させておくべきだったということになりかねません。
ちなみに2006年から2022年までの17年間の世界株式への分散投資の平均はなんと、年7%のリターンを記録しています。
この150年間以上の主要国のGDPの推移を見てみましょう。(第1図主要国の実質GDP水準の推移)
右肩上がりです。
日本経済研究センターから引用
経済成長は人口増加とも相関関係があります。(第3図主要国の人口の推移)
日本経済研究センターから引用
2023年の世界人口は80億人超で、2050年には世界の人口は97億人を超えるとされています。
日本は人口が減って経済成長が鈍化したとしても、全世界的には人口が増加し、新興国などの台頭が期待でき、経済は長期的には成長を続けるだろうとかなりの高確率で予想されます。
ちなみに「eMAXIS SLIM全世界株式」という銘柄のチャートを見てみると次のような推移を見せています。
ここで強調したいのは、ドルコスト平均法は、相場が下がっているときには仕込み時で、相場が下がっている局面でも利益が出せましたよね。
そして長期的には必ず世界経済が成長するとすれば、相場が一時的に下がったとしても絶対に長期的には戻りますよね。
その必ず訪れる戻ったときに売れば絶対に損をしないということをご理解いただけたでしょうか?
確かに!
売り時さえ間違えなければ世界経済が成長する限り損をすることはない!
とんでもない投資法だ!!
世界は上がり下がりあれど成長を続けている、世界全体に投資することができれば、長いスパンで見るとほぼ確実に儲かることができるといえるのです。
これが、複利、ドルコスト平均法を用いた投資法と相性が抜群であり、その点からおすすめできる金融商品なのです。
2-3 手数料の低い金融機関で口座開設する
よく、都市銀行から電話で「NISAにご興味ありませんか?」「相談だけでもいかがですか?」と聞かれたことはありませんか。
たまに、連絡が来ますね。
私も、家から近い都市銀行から話がありました。
NISAでも口座開設が必要だという話ですから、この銀行で口座開設しようと考えています。
日頃から付き合いのある銀行があって相談しやすいから、口座開設をするというのも一つの手ではあります。
では、なぜ、金融機関がそのような連絡をしてくるのでしょうか。
あなたに、投資に興味を持ってほしいから?資産を増やしてほしいから?
そうではありません。投資させて手数料を貰おうとセールスを掛けてくるのです。
ドルコスト平均法を利用した投資は、長期運用になることがほとんどです。
そのため、金融機関側からすると一度、契約すると数十年間にわたって手数料が発生し続けることになります。
しかし、手数料を支払う側の私たちとしては、手数料が多いか少ないか大変な問題です。
一回の支払う金額は少なくても、数十年間、運用した場合、数十万単位となってしまいます。
そのため、なるべく手数料の少ない金融機関で口座開設することをお勧めします。
手数料が少なく、取り扱っている金融商品が多いのは、ネット証券です。
例えば、SBI証券や楽天証券、マネックス証券などが手数料が1%以下で、かつ大手であり取引商品も多いので便利でおすすめです。
余談ですが、毎月自動つみたては、クレジットカードで決済することが可能です。
クレジット決済で得られるポイントもバカにならないので、クレジット決済も検討すべきです。
さらに新NISAの積立投資枠に用意されている銘柄は手数料が低いものばかりとなっているので安心です。
これは、運用先に支払う報酬です。
こちらも低ければ低いに越したことはありませんので、銘柄選びの際には必ずチェックする項目の一つです。
2-4 分配金は必ず再投資する
投資信託には分配金というものがあります。
分配金とは、投資信託の運用によって得られた利益を投資家に配分するお金のことをいいます。
この分配金は必ず「再投資」するようにしましょう。
これは最初に解説した複利を利用するためです。
例えば楽天証券では投資信託の積立設定時に分配金のコースを「受取型」と「再投資型」を選択することになります。
複利の絶大な威力をご存知のみなさんは必ず「再投資型」を選択します!
(楽天証券HP)
2-5 新NISAの積立投資枠を利用する
これまで、解説した通り、複利やドルコスト平均法で投資を行うと数十年で資産が数倍になるほど、収入を得ることができます。
収入を得ると、もちろんのその収入には、税金が掛かります。
そこで、この問題を解決できるのが、NISAを利用するということです。
なんと、NISA口座で投資を行うと、この税金が掛かりません。
そのため、投資に回せる資産が増えてより積立投資が効果的になります。
このようにドルコスト平均法と複利と新NISAの組み合わせが最強なのです!
以上が、5つの複利とドルコスト平均法と新NISAを利用した効果的な運用方法の紹介でした。
なるほどー
これらのことを踏まえて一つ新NISAのおすすめな銘柄を挙げるとしたら何になるかを教えてくれませんかー?
新NISAの積立投資枠に登録されている中で前述の方法をすべて加味しているおすすめ銘柄をあえて一つ挙げるとしたら、私も購入している「eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)」でしょう。
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運用管理費用が0.05775%と0.1%を大きく下回ってます。
また純資産額も22467億円と十分です。
楽天証券の2024年2月2日時点の買付ランキングでも1位になっていますね。
ありがとうございます!
新NISAを活用した積立投資がこんなにもすごい制度だとは知りませんでした。
ところで、NISAという言葉は聞いたことがありますが、そもそもどういう制度なんでしょうか。
またNISAが新しくなったと聞きましたが、一体なにが変わったのでしょうか。そこについても、教えてください。
次の章では、新しく変わったNISAについて、解説していきたいと思います。
3 新NISAとは
この章では、NISAについての簡単な概要と新しくなったNISAの解説をしていきたいと思います。
3-1 NISAの概要
まずは、NISAの概要から確認していきます。
税金が掛からない??
税金ってそんなに高いのでしょうか?
株式や投資信託で得た値上がり益や定期収入等の収益には、通常のその収益の金額に所得税、住民税などの税金を合わせて20.315%の税金が賦課されることになります。
例えば、投資で100万円の収益を上げたとすると、「100万円×20.315%(税率)」で算出される「20万3150円」の税額が発生することになります。
手元には、100万円ではなく、税金を差し引いた79万6850円しか残らない計算です。
これでは、なかなか資産が増えませんよね。
しかしながら、NISA口座で投資を行うと、上の税金は一切かかりません。
100万円の利益が出たら、手元に100万円残るということです。
本来なら、79万6850円しか残らなかったのが、100万円投資に利用でき、更に資産を増やすことができるのです。
なるほど、、これがNISAなんですね。
確かに20%以上の税金が掛からないのはすごいです。
では、今年からNISAはどのような制度に変わったのでしょうか?
それでは、新NISAになって変更されてた内容について確認していきます。
3-2 新NISAはどう変わったのか
NISAは、もともと「一般NISA」、「つみたてNISA」、「ジュニアNISA」の3種類ありましたが、2023年でこれらのNISAは終了しました。
そして、2024年1月1日から新しいNISAが始まりました。
2023年までの旧NISAと、新しくなったNISAの比較した表は下の通りです。
引用元:松井証券 ホームページ 松井の新NISAはとってもオトク
具体的に変更された点は以下の4つとなります。
旧NISAからの変更点
- 非課税投資できる金額が増加
- 年間の投資枠の上限が増加
- 非課税運用できる期間が無期限に
- 運用資産を売却しても翌年以降に投資枠が復活する
一つずつ解説していきます。
3-2-1 非課税投資で金額が増加
一つ目の変更点としては、旧NISAと比べて非課税投資できる生涯非課税枠が増加しました。
旧NISAでは、つみたてNISAが最大800万円、一般NISAが最大600万円で、どちらか一つを選択する必要がありました。
新NISAでは、「つみたて投資枠(※1)」と「成長投資枠(※2)」の二つの枠が設けられて、一人当たりの生涯非課税枠が合計1,800万円となり、大幅に拡充され、旧NISAと比べると大きな投資額を非課税投資することが可能になりました。
つみたて投資枠は、この限度額である1,800万円のすべてを使うことができ、このうち1,200万円を成長投資枠として使うことができます。
成長投資枠を1,200万円使った上で限度枠いっぱい使いたい場合は、つみたて投資枠を600万円するということになります。
旧NISAでは、つみたてNISAと一般NISAは、選択制でしたが、新NISAでは、二つ枠を併用して投資することができるようになりました。
- 用語解説
※1 「つみたて投資枠」・・・つみたて投資枠とは、長期の積立や分散投資に適した一定の投資信託のみで利用できる投資枠のことを言います。
あくまで投資信託のみ対応しており、個別の株式購入、債券、REITだけに投資する投資信託などは対象外となります。
旧NISAでいうと、「つみたてNISA」から引き継いだ枠です。
※2 「成長投資枠」・・・ 成長投資枠とは、つみたて投資枠では、購入できない金融商品も購入できる、旧NISAでの「一般NISA」を引き継いだ投資枠となります。
つみたて投資枠よりも幅広い商品への投資が可能であり、投資信託や個別株はもちろん、ETFやREITなどにも投資できます。
非課税となる最大の投資枠が800万円から1,800万円になったのは大きいですね。
1,800万円の投資はかなりの額だからほとんどの人は税金がかからず積立投資ができますね。
3-2-2 年間の投資枠の上限が増加
二つ目の変更点は、年間で投資できる上限額が増加しました。
旧NISAでは、1年間で非課税投資できる上限は、つみたてNISAで年間最大40万円、一般NISAで年間120万円でした。
新NISAでは、年間上限が拡充されてつみたて投資枠が年間120万円、成長投資枠が年間240万円、合計360万円となりました。
なお、成長投資枠を使って、つみたて投資をしてもかまわないので、つみたて投資できる金額は年間360万円です。
月の最高積立額が33,333円から10万円への増加は、資金面に余裕がある人にも効果的になったんですね。
3-2-3 非課税運用できる期間が無期限に
三つ目の変更点は、非課税保有期間が無期限になりました。
旧NISAでは、つみたてNISAが20年間、一般NISAは5年間しか、非課税で資産運用できる期間がありませんでした。
新NISAでは、つみたて投資枠、成長投資枠ともに無期限で非課税で投資できるようになりました。
このため、例えば、従来では20年間、積み立て投資を行うと、その後に発生した利益に税金が課税されることになっていましたが、今後はその心配がなく、自分が投資したい期間、すべて非課税取引にすることができるということです。
非課税で運用できる期間が無期限となったということは、強制的に売らなければならない場面がなくなったということですね。
自由に投資期間を決めれるのもいいですね。
3-2-4 運用資産を売却しても翌年以降に投資枠が復活する
四つ目の変更点は、運用資産を売却しても、翌年以降に投資枠が復活するようになった点です。
旧NISAでは、運用資産を売却した場合、その投資枠については、再利用できませんでした。
新NISAでは、運用資産の一部を売却した場合、翌年以降その売却した投資枠を非課税枠として復活するようになりました。
1,800万円まで仮に投資したとして、お金が必要になって半分売却したとしても翌月から積立をもう一度始められるということですね。
資金が拘束されるというデメリットの軽減にもなりますね。
ほとんど永遠にNISAで積立投資ができるという意味ですね。
以上の点が、NISAが2024年以降、変更された点です。
新NISAは2024年1月から開始になっていますが、積立投資枠の場合は、長期での保有が前提になりますのでまだまだ間に合います!
3 まとめ
以上で、積立投資がどうして資産形成に有効なのかや新しくなったNISAについての解説してきました。
これまでの内容を簡単に確認していきましょう。
❷ 積立投資が有効な投資方法である理由は、「複利」と「ドルコスト平均法」になり。
❸ 「複利」とは、運用で得た利益を元本に加えて、その新しい総額に対して次の計算期間で利息の計算を行う方法で、「1+金利の累乗」で資産が増える。
❹ 「ドル・コスト平均法」とは、定期的に自分が決めた一定額の資産を投資に回すという投資方法で、手間を掛けず、かつ相場を気にすることなく堅実に資産形成を行える投資方法。
❺ 積立投資を活用した投資方法は、新NISAを利用して手数料の少ない証券会社で口座開設し、全世界株式のインデックスファンドをメインとして分散投資する
❻ NISA(少額投資非課税制度)というのは、購入した金融商品等から得られた利益や配当に対する税金を一定範囲内で掛からなくする制度です。
❼ NISAが新しく変わった点は、①「非課税投資できる金額の増加」②「年間投資枠の拡充」③「期間の無期限化」④「運用資産を売却しても、翌年以降、投資枠が復活」の4点でした。
以上が、当記事で解説した内容のまとめとなります。
積立投資の良さやNISAのすごさがしっかり理解できました。
最後に、私の老後資金として希望する金額の2,000万円は毎月いくら投資したらいいのでしょうか。
では、シュミレーションしてみたいと思います。
なお、設定している想定利回りについては、全世界株式の現在までの平均利回りである7%を低く見積もって5%でシュミレーションしてみます。
引用元:金融庁 ホームページ 資産運用シュミレーション
この結果から、30年間で2,000万円の資産を形成するには、「月々24,031円」を積み立てる必要があるということになります。
月々24,031円なら、私でも積み立てられそうです。
これで、老後も安心です!ありがとうございました。
投資初心者の方でも、老後資金に十分な視線を形成できることがわかっていただけたと思います。
ただ、未来のことを正確に予測することはできませんので、絶対に安心、損しないということではありませんので、無理は禁物です。
自分に合った投資ライフを探して、老後の安心な生活を手に入れましょう。
なお、全力経理部は、投資関係の記事だけではなく、法人税や消費税等に関する記事も多数掲載していますので、自分で申告したい、税法の知識をもっと深めたいと思っている方は是非、他の記事もご覧いただければたいへん嬉しく思います。
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