勘定科目内訳明細書をエクセルで無料で作れるのないかな?
エクセルで作るなんてもうやめましょう。
無料で勘定科目内訳明細書が作れるクラウドソフトがあるんですから
あなたはまだ勘定科目内訳明細書をエクセルで作るのですか?
勘定科目内訳明細書を無料で作るといえばエクセルが一番に思いつくかもしれません。しかしエクセルのテンプレートを探したり試すことなくこのサイトに辿り着いた方は幸いです。
例えば「勘定科目内訳書 エクセル 無料」で検索して、サイトタイトル下の説明書きを読んで、実際にサイトに行って、ダウンロードして、少し試して、これは違う、また検索して、、、と1時間以上費やしました。やっとなんとか使えるものが見つかって使い始めました。
エクセルのメリットとしては合計金額を出してくれる。昨年と似た内容ならコピーペーストする程度ではないですか?
取引先ごとの残高は会計ソフトの補助元帳を開いてその取引先を指定して検索かけてそれをエクセルに転記してやっと1件…はぁはぁ
こんな苦労を一切味わうことなく最短で勘定科目内訳明細書を作る方法がありますよ。
慣れ親しんだものから離れるのはその習慣から面倒に感じるのは当然だと思います。この記事をとりあえず読んでから気に入らなければこれまでの道を選ぶでも遅くはないのではないですか。
それではエクセルで作成することをもう考えなくなるような最良の方法をご紹介します。
その方法とは
という税務ソフトを使用して作成するということです。
法人税の知識がなくてもかんたんに法人税の申告書が作成できるというものをコンセプトとしたソフトです。かなりの高機能にもかかわらず無料で利用できます。これほど高機能で無料で利用できるものを他に知りません。これまでアカウントの登録数は16,000を超えています。
元国税調査官・税理士が監修しており、お客様レビューでの高評価数550件越えで信用できます。
全力法人税で作るメリット
全力法人税で勘定科目内訳明細書を作成する主要なメリットは大きく3つ挙げられます。
- インストール不要
- データのクラウド化
- 会計ソフトとデータ連携
一つ一つ確認していきましょう。
1 インストール不要
エクセルやアクセスといった計算ソフトを持っている必要がありませんし、ソフトそのものが不要でChromeやエッジ、FireFox、Safariといったインターネットを見るためのブラウザさえあればどんな場所からでも、またWindowsやMacを問わず操作することが可能です。
2 データのクラウド化
勘定科目内訳明細書は取引先の住所を何度も記入する必要があるため、手書き作成はまったく非効率です。少なくとも取引先の住所データは保存しておきたいものです。
全力法人税はクラウドにデータを保存しますので、自分のパソコンなどに保存する必要がないため、どんな場所からでも自分のデータにアクセスでき、会社名を選択すればその住所は自動取得されますので住所は1度入力すれば2度と入力する必要がありません。
3 弥生会計(オンライン含む)、freee、マネフォワード、会計王の会計データを取り込み可能
もしあなたが弥生会計(弥生オンライン)、freee、MFクラウド会計または会計王をご使用の場合にはその会計データを取り込んで勘定科目内訳明細書にそのデータを反映させることができます。
勘定科目に取引先などの補助科目をきちんと設定していれば補助科目ごとの各勘定科目の残高を自動集計して表示します。つまり各明細書の作成が一瞬で終わっていくわけです。
以上が主要なメリットですが、エクセルで作成することと比較していかがでしょう。エクセルで作成することがすでに前時代的なものとなっていることがお分かりいただけるのではないかと思います。
それでは続いて、全力法人税で勘定科目内訳明細書を作成する具体的な方法を解説していきたいと思います。
全力法人税で勘定科目内訳明細書を作る
まずは全力法人税にアクセスしていただき、新規アカウント登録をする必要があります。
アカウント登録は、すべての書類を印刷したい場合にのみ有料会員となる必要があるだけで、それ以外はすべて無料で使用できます。
アカウント登録はこちらをクリックしてすぐにできます。
1 ログインする
アカウントを作成したら、全力法人税にログインします。
2 トップ画面で「申告書を作成する」を選択
3 基本情報登録を入力→保存→「次へ」ボタンを押す
❶「基本情報登録」画面に移りますので、フォームに必要事項を入力して「保存」します。
❷ 「次へ」ボタンを押します。
勘定科目内訳明細書を作成するだけなら業種番号はわざわざ調べる必要はありませんので2桁の適当な数字を入力しておきましょう。
4 申告情報を入力→保存
「株主(社員)名簿」画面に遷移した場合は、「次へ」ボタンを押して飛ばします。(この画面は法人税の申告書別表2「同族会社の判定明細書」を作成する画面ですが今回は必要ありませんので飛ばします。)
「申告情報」画面に遷移しますので、フォームに必要事項を入力し、「保存」します。
勘定科目内訳明細書を作成するだけなら経理責任者と決算確定年月日は関係しないので適当なものを入力しておくでも構いません。
5 会計ソフトのデータをインポート
もし弥生会計(弥生オンラインを含む)、freeeまたはMFクラウド会計をご使用の場合には次の方法で会計データを取り込むことができます。(全力法人税指定の様式に会計データを加工すれば他の会計ソフトのデータを取り込むことができます。)
⑴ 上記4の保存が終わったらメニューバーの「基本情報登録」の「申告書作成方法選択」を選択する
⑵ 「①弥生会計・マネーフォワード・freeeの会計データを取り込む」を選択
⑶ 各会計ソフトのデータ取り込み方法については次の記事を参照
freee(フリー)の会計データをインポートする方法|全力法人税
マネーフォワードの会計データをインポートする方法|全力法人税
弥生会計オンラインからデータをインポートする方法|全力法人税
6 各勘定科目内訳明細書に入力
ここでは売掛金(未収入金)の内訳書を例にしてその作成の仕方を説明します。
⑴ メニューバー「勘定科目内訳書」から作成したい科目を選択
⑵ 内訳書に必要事項を入力
① 会計データを取り込んでいない場合
ⅰ「取引先名」のフォームをクリック→「新規追加」をクリック
ⅱ 表示される入力フォームに「名前」や住所等を入力→「登録」ボタンを押す
ⅲ 「期末現在高」に金額を入力する
ⅳ 補足
ⅱで一度名簿に登録すれば他の画面や翌事業年度以降にも登録した取引先が選択肢として表示されます。
取引先を選択すると登録された住所が表示されます。
② 会計データを取り込んでいる場合
ⅰ 「候補から選択」ボタンを押す
ⅱ 内訳書に記入したいデータに☑︎を入れる→「決定」を押す
会計データの補助科目に取引先が追加されている場合は、各勘定科目の取引先別の期末残高が集計されて表示されるので必要なものに☑︎を入れる。
※取引先などの情報を補助科目にきちんと設定していれば補助科目を取引先として取引先ごとの各勘定科目の残高を自動集計して表示します。
ⅲ 次のようにデータが挿入される →「取引先名」のフォームを押す
ⅳ 「名前」その他住所等を入力し、「登録」ボタンを押す
ⅴ 「取引先住所」に登録した住所が表示される
以上の作業を繰り返す。
なお、ここで登録された取引先データは前述の①ⅳで説明したとおり、他のページや翌事業年度以降の登録時にも取引先名のフォームに選択肢として表示されます。選択すれば住所が表示されるので住所を1度入力すれば2度入力する必要はありません。
決算書とのチェック機能あり
また入力された期末残高が帳簿残高と一致しているかもすぐ下の画像を例に確認できます。
画面下部の「入力金額チェック」欄でチェックされますので、この例では「帳簿期末残高」が7,392,000で「差額」が0となっており、決算書と一致していることも確認できています。
最後にPDF出力で入力結果を確認します。
⑶ すべて入力を終えたら「PDF出力」ボタンを押す
次のようにPDF形式で出力されます。
以上の要領で他の内訳書も作成することができます。
まとめ
いかがでしょうか。このソフトを使うことの最大のメリットは住所を1度入力すれば2度入力する必要がないという点です。これは地味ですが、同じことを2度するということを繰り返し行うというストレスは侮れません。
また会計データを取り込める点もエクセルがとうてい及ばない点です。これにより補助科目を設定していれば取引先別の残高が一瞬で取得できるので、かなりの作業を省略することができます。
決算書の残高と一致しているかも確認できるので、集計誤りも少なくなります。
ただ作れればいいというだけでなく、事務をより効率化してくれるツールを見つけることが仕事を効率的に回していくポイントといえます。このようなツールを見つけて面倒な事務の効率化をどんどん図っていきたいものです。
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